2008-08-30

私塾のすすめ その4

最後。

 

あとがきにて。梅田さんのお言葉

ああ、そうか、私と斉藤さんは「まったく同じもの」と戦っているのか。(中略)
日本社会を閉寒させる大きな原因たる「まったく同じもの」と戦っている。

 

その「まったく同じもの」とは何か。。梅田さんは

「時代の変化」への鈍感さ、
これまでの慣習や価値観を信じる「迷いのなさ」、
社会構造が大きく変化することへの想像力の欠如、
「未来は創造し得る」という希望の対極にある現実前提の安定志向、
昨日と今日と明日は同じだと決めつける知的怠惰と無気力と諦め、
若者に対する「出る杭は打つ」的な接し方。

と綴っています。

 

自分もわずかばかりだが、「同じもの」と戦っている気がする。

年功序列がそう。しゃちょー様とバトル中なのです。

 

年功序列なんて長い歴史からいけばうまくいった時期なんてわずかだし

世界的に見ても先進国で年功序列社会は日本くらいだそうだ。

あとは工場のような経験年数がそのまま能力に直結する業種のみ。

 

それなのに、今まで年功序列で生きてきた年配の人たちは

「年功序列以外うまくいかない」と思っている。

特にITのような分野は若い人の方が優秀な場合が多いし

新しいものは得てして若い人から出てくるものだ。

 

それなのにそういう情報は一切無視して

これまでの慣習や価値観を信じ、年功序列を疑わない。

しゃちょー様いわく

「年齢は大事だ。それだけ会社に貢献してきたという事だから」

という。

しかし、それならば

「年齢ではなく、勤続年数でしょう?」

と聞き返すとなぜか

「成果主義は成果主義で難しいんだ」

と話題をすり替えてくる。

そこで成果主義に変わるなにかすばらしい案を提示できない自分も悪いのだが

そんな感じで

「年功序列以外の方法の可能性を探る」のではなく

「年功序列以外は無理な理由を探る」事に終始する。

 

その一方で、新たに社員を採用する時は

年齢が高いと年齢給の高さからコストパフォーマンスが悪くなるので

20代の人ばかり雇おうと必死になってる。

年齢を気にせず、その人の能力に見合った給与を払えば

30代でも40代でも気にせずに採用できるのに。

というか、人間当然歳をとっていくわけで、、、

20代で入社しようが30、40・・・と年齢を重ねていく。

つまりだんだんコストパフォーマンスが悪くなっていく。

(もちろん年齢分稼いでくれる人の方が多いとは思うが)

 

その場合・・・どうやってそのお荷物さんたちの給与を支払おうと思っているのか?

少子化の時代にあっても、若い人を集めれると思っているわけでもないだろう。

 

今のところは若い人のコストパフォーマンスの良さを生かして

どこぞの腐った年金制度のように高齢者の給与を負担できている。

もしくは、非正社員を増やすことによって

・・・正社員と同じように働いてくれる非正社員の給与を搾取して・・・

なんとか年功序列制度を保ってはいるが

そんな方法は長く続くわけがない。

 

長く続かないのを理解しつつも

自分の利益を守るためだけに年功序列をやめないのかもしれないけど・・・。

 

うちのしゃちょー様と多くの日本企業は

梅田さんの言う6つの項目にすべて当てはまっている。

確かに「日本社会を閉寒させる大きな原因」だ。

 

それにプラスして、

そういう現状に対して行動を起こそうとする若者がいないのが一番の問題かもしれない。

 

行動を起こそうとする若者を、

ブログのようなツールを通じて私塾のようなかたちで集めることができれば・・・助けあうことができれば

少しは変わるきっかけになるかも。




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私塾のすすめ その2
私塾のすすめ その1

 


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